私たちは幼い頃から、
人間は全て等しく平等であり、自由である。
そう教わってきた。
全ての人間の誰しもが…
平等に扱われ尊重されることを望んでいる。
そう学ばされてきた。
この世に生きとし生ける生命全てが、
同じく尊ばれることこそが。
人間として生まれたうえで、
何をも凌ぐ最重要な…
それこそ命題のように思わされてきた…けど。
本当のところ。
人間は他人よりも抜きん出たいし。
他人よりもより金持ちになりたいし。
他人よりもより名声を得たいし。
他人よりもさらにさらに幸せになりたいし。
同じように。
人間は他人を羨み謗るし。
他人が自分より得をしているように見えれば不愉快だし。
他人が自分よりもそつなく生きていれば蹴落としたいし。
他人の不幸はそれこそ蜜の味だし。
もういっそのこと。
小学校の道徳の時間には…
綺麗事の社会通念なんか教わらなくてもいいから。
――生きるうえでは全て。
本音と建前があります。
タテマエとホンネをうまく使いこなせることこそが、
立派な社会人として求められる資質そのものです…と。
はっきり言ってくれないかな??
何だか今さらながら…
ずっと騙されてきた気分、
子どもの時からオトナにウソをつかれてきた想いしかないよな。
生き辛くてしかたないよ。
…というのが。
もはや堂々と人嫌いを公言してやりたいくらいの穂花の。
偽らざる気持ちでありホンネです。