人間は誰しも孤独で、

 

孤独という名の溝を埋めていく過程を、

 

愛というのかも知れない

 

 

前田穂花

 

 

 

 

 

 

03200001

*「アタマ隠して尻隠さず」

 

 

 

 

 

 

――その時、穂花はとあるオトコと別れ話をしていて。

 

ケンカの原因や仲違いの理由はもう忘れちゃったんだけど。

とにかく…かなりアタマに来ていたから。

 

穂花は彼氏に「もうグッバイしよう」メールを送信した。

 

 

 

 

ーー上記はそのメールの実際の本文の一節。

どういういきさつからこんな言葉を吐いたのかは…

穂花自身??なんだけど。

 

 

 

 

オトコと別れ話をしている時に送ったメールのなかの…

作家・前田穂花の名セリフのなかでも一、二を争う??

かなりの名…いや、迷言珍言。

 

 

 

ところが。

そいつが以下の通り返信してきた。

 

 

――お、いい言葉だ!このモチーフで恋愛小説を書いてみたら。

 

根が単純なのか。

彼のその一言でなぜかすっかり絆されてしまって。

 

そいつとよりを戻したのかはどうかは別として。

彼のいう“恋愛小説”を書くべく…

 

穂花は未だにライター稼業をやってます(笑)。

 

まあ。恋愛小説を書いているつもりが…

思いっ切りEros一直線を突っ走っているような…

そんな気もしないではないけど。

 

それでも。件の彼が鼓舞してくれなかったとしたら、

現在の物書きとしてのあたしはなかったな。

 

そういう部分では…そのオトコに。

穂花は五十歳近い今、心から感謝しています♡

 

だけど、もしも自分が男性で。

 

付き合っている女からこんなメールが届いたとしたら。

 

穂花だったらそれこそマジで直ちにグッバイだな、

これって不幸の手紙ならぬ「不幸のメール」じゃないの??

 

こいつ、めっちゃメンヘラじゃん。。。

ヤバヤバ。

 

自分が男なら…穂花はそう本気でビビっちゃいそうだよww