穂花です。

梅雨の中休みのような晴れ間が覗く東京の週末。

1964年にオリンピックが開催された際の選手村、
代々木の国立オリンピック記念青少年センターで催された、
日本オストミー協会のイベントにお邪魔しました。

日本オストミー協会
http://www.joa-net.org/

特に今回は…
かつて穂花が松戸市民だった時にもお世話になったお友達、とみーちゃんが、
本業の合間にがんばって活動している「ハート・プラスの会」のブースを…

穂花は自身の一眼レフカメラに収めてきましたよ。

「ハート・プラスマーク」とは内臓に障害がある人を示す目印。
具体的には心臓・腎臓・肺・膀胱・小腸・肝臓、そして免疫機能障害の7障害を指します。

ハート・プラスの会公式サイト
http://www.normanet.ne.jp/~h-plus/

お話を伺ったハート・プラスの会理事、石川 康美さんと、
松戸&横浜を中心に障害当事者運動に活動されているとみーちゃん(仮名)wです。

石川さんもとみーちゃんも内部障害(心臓疾患)をお持ちの当事者でいらっしゃいます。

石川さんのお話によれば。
内部障害を事由に身体障害者手帳をお持ちの方は、
少なくとも全国で100万人はいらっしゃるそうですが。

「障害者」とは言っても、内部障害の方は…
例えば穂花のようなわかりやすい「車椅子」の人ではないために。

本当は非常に肉体的な苦痛を負いながらも、
必要な配慮や支援が殆んど保障されていない厳しい現実があるとのこと。

石川さんや岩井さんへの取材をセッティングしてくれた、
とみーちゃん、ありがとうね。

理事の石川さん、
そして(穂花はうっかりして人物撮影を忘れて鞄だけを撮ったのですが…)

日本オストミー協会、そしてハートプラスの会で精力的に活動されている岩井伸文さん、
貴重なお話をたくさんありがとうございました。

「外からは見えない」様々な障害というものに対して、
不勉強な私ももっといろんな方からのお話を伺いながら、
障害の本質について、自分自身にも問いかけつつ日々を送りたいと改めて感じています。

とみーちゃんのTwitterね。

穂花が仕事でライティングした記事についても、
とみーちゃんは結構チェックしてくれていて、このご自身のTwitterでご紹介くださっています。
サンクス。

穂花がハート・プラスマークを自身のblogで紹介したいと申し上げたところ、
とみーちゃんはわざわざ鮮明な画像を添付して送ってくれたの。
ご親切にありがとう。

とみーちゃんはこの強面状態ながら、すごくハートフルで可愛い方なんだよ。
公私ともどもものすごく精力的に活動されているので、
穂花は友達としてリスペクトしまくり。

あ、とみーちゃんというのは…昔、穂花が彼に付けたニックネーム(笑)。
意外とご本人が気に入ってくれた様子で、今や彼のハンドルネームにもなってるから。
そういうことで統一します。

ところで。
何だか障害者の問題って妙にアンタッチャブルなんじゃないかって、
理事の石川さんのお話を伺って…穂花は感じちゃったんだよね。

うまくは言えないんだけど。

一口に障害者って言ってもいろんな人がいるような気がするのね。

いい人も狡い人も、楽しい人も面倒臭い奴も…
そこは健常者って言われる人と全く同じね。

それなのに「障害者」って括ると…
全員が聖人君子みたいに扱われるのって、穂花はとても嫌だな。

確かに立派な人も多いんだよ、障害者。
尊敬に値する人も仲よくなりたいって「憧れ」の対象の人も…
確かに「障害者」のカテゴリーにはいっぱいいらっしゃるのは事実。

同じくらい嫌いな奴もいっぱい、
穂花はそのじつ腹黒だから「あいつみたくはなりたくない」って奴だって、
たくさん存在するもん、大人だから口にしないだけで。

社会の一員である以上、そこは誰しも同じでしょ。

それなのに…
なぜか「障害者」というカテゴライズにしただけでさ。

全員が「天使ちゃん」になるのって…これってどうなのよ???

障害当事者の問題=天使ちゃんだけの問題にすり替えてしまうから。

天使ちゃんは本来人間とは異なる存在だからって理由で、
障害当事者の問題は「皆さんご自身の問題」とは受け止められないんでしょ。
きっと。

同時に天使ちゃんの話題は、天使ゆえに「不可侵」だから。

もしも…この「ハート・プラスマーク」で、
とみーちゃん(実は「元」走り屋さん)のシャコタンに貼るステッカー…とか。
例えばこんなふうに。

こういう感じで作ったら、
穂花は絶対に各方面からのお咎めを受けそうね。

そうだ!お名前シールを作っちまえ。

まさか夜中に、自分の画像でこんなもん作られてるのは思ってもいないでしょ(笑)。
とみーちゃん…穂花と「絶交する!」とかいうかも知れないなww

でも、まず「知ってもらう」ってことならば。
こうやってステッカーに作っちゃったとしてもいいんじゃない?
インパクト大だから。

「知ってもらう」ことの本質って…きっとこうだよねって、
そう穂花は常々思うんだけど。

こういう考え方って結構ハブられる原因なのよ、
障害者の世界においても。

そうねぇ。
このステッカー…真面で印刷の外注に回そうかしら。
とみーちゃん、喜んでくれるかな(笑)。

今年の誕生日にとみーちゃんに何もお祝いしてなかったし…
ほら、どら焼き戴いたし。

ごちそうさま。

前田 穂花