前田穂花です。
先のブログ記事にもある通り、5月から自宅で療養メインの生活を送っています。

入院は制度上の問題で難しく。

一方で、今は通院に耐え得るだけの気力や体力が備わない状態であることから、
在宅医療専門のお医者さんが定期的に往診に来てくださっています。

はじめてサイコオンコロジスト、つまり精神腫瘍医の先生にお会いしました。
…いたって「普通の」お医者さんです。

がん治療に明るい先生ながら、
穂花はもっぱらてんかん発作の管理を受けていますし(笑)。

詳しくは後述しますが。
脳梗塞を繰り返すたびに、私は言葉がうまく操れなくなりました。

当然、構音(言語)障害も脳梗塞の症状のひとつとして表出したのですが…

喋れないという以上に、言葉が出てこないのです。

感覚的に恐らくもっといい表現があるんだと思うのですが…

言葉が浮かんでこない、という言い方でしか今の状況が説明出来ません。

例えば、
知っているはずの言葉なのに、意味が理解できなかったり。

聴き言葉をそのままキーボードで打とうとしても、スムーズにタイピングできない上に、
なぜか漢字変換ができなかったり。

いきなり言葉に対する感受性が悪くなってしまったとでも言えばいいのでしょうか。
落ち込みました…。

喋れないだけならまだしも、言葉がうまく理解できなくなったためか、
プロのライターを標榜しているにも拘らず、今の私は「書けない」のです。

これはもうどうしようもない状況だから。

自身の原稿がプロとしてのクオリティを担保できない以上、
ライティングの仕事は無期限でお休みさせていただくことになりました。

仕事がうまくいかないとなると、それ以外の全ても巧くいかなくなるものです。

プライベートもすべて白紙に戻さざるを得なくなりました。

私事ということで、皆様には敢えて伏せてまいりましたが。

実は…私は年明けにある男性と婚約を交わしていました。

しかしながら今般、私がいろんな意味で立ち行かなくなってしまったため。

彼との再々婚も白紙に戻し、5月末日を以て婚約破棄となりました。

そんなこんなで。

いろんなことが重なってしまい、私は本当に疲れてしまったから逆に。

このところ「中年引きこもり」に対する社会の目が非常に厳しいにも拘らず、
私は五十歳過ぎにして、堂々とヒッキー生活を謳歌??できることとなりました。

ヒッキー生活を安寧のうちに過ごすにはまず先立つものでしょうが。

これも…障害共済年金(穂花はもともと公務員)を再申請再請求してみたら。

診断書を書いてくださった先生もびっくり!

審査の結果、まさかの1級(1級10号・精神障害)で決定がおり、
障害年金が加算付・満額で戴けることとなりました。

ここでは幾らいくら…という話は差し控えたいと思いますが。

私の前職が国家公務員ということで、共済年金での査定及び決定だったために、
一般的な障害基礎年金よりは遥かに高額な支給額でした。

とりあえず障害年金だけで私は今後も、最低限の生活は送れることになりました。

入院や通院は医療制度改正上、制度や支援の谷間に落ちて、
うまくいかないまでも。

医療費についても、国保税さえきちんと納付しておきさえすれば。

現在お世話になっている往診や訪問看護、訪問リハビリなど。

医療保険で賄われる部分の在宅療養の全てが、
重度障害者だということで、自己負担率ゼロで保障されることとなりました。

現在住んでいる車椅子住居の家賃や所得税の減免など、
経済的支援が全て入ったことで、お金の心配がなくなった点は特筆に値するかな。
よかったです。

ただ、現状に甘んじることなく。

できることは自分でがんばろうって思うから…

今できていることは自分の力として少しでも長く温存したいから…

障害者総合支援法に基づく「障害区分」はきちんと判定を受けてはいますが、
今のところヘルパーさんは一切お願いしていません。

左半身が全く動かせないのでものすごく時間はかかりますが。

着替えも入浴も整容も全て自身で行います。

工夫しつつ丸一日かけて家事も全て自らの手で行います。

掃除や洗濯、炊事…全てが今の穂花にとってはリハビリです。

本当はこれだって…ものすごいご批判は頂戴します。

時折、障害者の敵は障害者なのかな…と本気で悩むことも。

だけど、まずは自分がどう思うのか、
何をやりたいのか…そこがコアな部分なのかと思います。

私が穂花であり続けるためにも、核心の部分はぶれたくはないな。

だから、他人の意見よりもむしろ自分がどう思うのか。
そこに判断の基準を置いています。

なんか…無駄に長くなり過ぎちゃってるよなあ。

本当は「今の穂花がやってみたいこと」をお話したかったのですが。

文章的にダラダラになっちゃってるので…。

それはそれで新たにブログ記事の体にしますね。

取り敢えず、どうにかやっていますというご報告まで。

穂花