穂花です。
早いもので2023年も終わりですね…

思うところがありまして…現状、メディアへの露出も、
自身のクレジット記事のライティングも控えているなか。

それでもこの一年も私を応援してくださった皆様。
本当にありがとうございます。

穂花としての活動は、
目下ほぼ全て中止している私ではありますが。

五十代も半ばを迎えた今は、
法政大学文学部の学生として(勉強は本当に大変ですが…)
このトシで今更ながらJDライフを満喫しています。

自身のいわば“おまけの人生”において。
こんな楽しい学びの時間が備えられて…
私は…まるで神様や仏様にご褒美でも頂戴したのかな?

そんな思いのうちに日々感謝を以て過ごしています。

本当にほんとうにありがとう。

そうですね…
2月に体調の変化に気づきまして。
精密検査を受けて…現在の私は訪問医療制度をフル活用し、
在宅で療養を続けています。

体調が思わしくはなく。
大学のゼミにも思うようには参加できませんでした。

文字通りの“おまけの人生”です。
ある程度は先を見越し、いい意味で「どうなってもいいや」。
自分の上に降ってくる運命は全て受け止める。
そんな覚悟はできているつもりです。

ただ…まあ、やっぱりどこか弱っちいあたしなのかな?
思い通りに大学に通えなかったりすれば、
地味に悲しくなったりする場面もあります。

強いことは理想ではあるでしょう…だけどね。
同時に「例え多少弱くてもヘタレであっても。
それなりにきちんと包括され得る」社会でありますように。

私たちが日々足搔きつつ暮らすこの社会に、それだけの余裕、
どうか弱い立場にある人をも…
受容出来るだけの許容応力が備わっていますように…
……これからも。

正直に本音を言ってしまうならば。
この社会は年を追う毎に息苦しい場所になりつつある気がしています。

こんなことを言えばいよいよ以て「メンヘラ化したか」
そう…後ろ指を指されたり、笑われたり、
あるいは周りの人たちを不愉快にさせてしまいそうで…
怖くて言えなかったのですが。

今の社会はますます以て閉塞感が漂い。
(他人を蹴落とさなければ自分がやられる)
そんなどうしようもないプレッシャーに、
私は日々胸を押し潰されそうな気になります。

いい人は生き残れない。
そんな目に見えない恐怖にビビり続けているのはきっと…
私だけではないと思います。

さらにいってしまえば。
私は次の5月で満五十六歳になりますが。

「これ以上がんばれないし、皆様に貢献できることもなく、
今後、何かしらの結果が出せる見込みもない。
生きていても周りにご迷惑しかかけないし…
でも、もう努力する余地すらもない」自分だから。

一部の方からはお叱りを受けそうですが。
(早くお迎えが来てほしい)そう思う夜も多くなりました。

生きていることは本当に綺麗事では語れません。
世の中というものは「目に見えるような結果」が出せない人にとっては、
とても住みづらい、厳しい場所でしかないのです。

特に…自身の抱える障害のために、幾らがんばっても。
周囲にご迷惑をおかけすることが避けられない私だから。

ここ暫くの社会の閉塞感も相まって、
もう何も結果が出せない自分は生きていても仕方ない、
もっと言えば…生きていてごめんなさい。

そんな気持ちにばかり私はなってしまっています。

自分の人生を否定することを通じて…

例えば「私と同じような障害のある人、
私以上に困難を抱えている方々」の人生までも…
暗に否定してしまっているであろう自分を想えば、
私はさらに自分が許せなくなります。

なんだろう…
経済的にも日本全体が逼迫し、誰しもが望まずして、
余裕のない暮らしぶりを強いられているけれど。

だけど。
経済的な何か、以上に…心の結びつきの部分で。

私以上に声を挙げられずに心を傷めている沢山の人たちが、
きちんと包括され、受容される社会でありますように。

目に見える希望の光なんて薄暗いけれど…それでも。
「確かに」光が存在していますように。

皆様のご多幸を心より憶えてお祈りいたします。
前田 穂花